山登り

青森市
八甲田山大岳
おおだけ:1584.5m




                  



2022,7,26 訪問


(時間は参考になりません)
              
 (7/25日)早池峰山を下山後、26日に登る八甲田山に向かう.ナビ任せで設定すると、県道25号を紫波町に出て、東北道紫波ICにのる.この県道25号は以前も一度通っていて、クネクネして細い道だったと記憶していた.25日は道の駅「紅の湖」に車中泊する予定.そこまで東北道を使っても4時間強掛かる(←ナビで 爺の運転はゆっくりだからもう少し掛かる・・) 結構広いなあ東北.

 県道25号のクネクネ道路脇でみかけたので撮ったオオウバユリ=@蕾も含めて結構あったが、オニユリなどは全くみかけなかった.

 「紅の湖」 の駐車場に駐まってる車は3台しかいなかった.脇の道は国道102号だけど、車の往来は少なく、時々通るだけ.大型車も駐まってない.静かな夜を過ごせそうだ.

 大岳山頂〜湿原のキンコウカ〜酸ヶ湯温泉


道の駅「紅の湖」


駐車場



 朝、目が覚めたら4時半過ぎだった.星空を見られるのではないかと思って来ていたのだが、薄明るくなり、曇っている様で星は見えない.朝飯カップ用のお湯を沸かし、荷台を整理する.お湯を保温ボトルに入れて出発.酸ヶ湯温泉まではゆっくり走って40分位か? 車は少なく良い道だ.紅葉時期は気分が良いんだろうなあ.

 5時半過ぎに酸ヶ湯温泉の八甲田山登山口がある大きな駐車場に着く.朝飯カップを食べ、簡単に支度をして出発.

 八甲田山も花が多い山だという.一応事前に調べてきた.高山植物の概ねポピュラーなものが大半を占めるようだが. それでも沢山見られれば花爺としては嬉しい.



登山口


鳥居をくぐって



有毒ガス危険地帯




 広葉樹林内の蒸し暑い登山道を緩く登って行く.すぐに、一面立ち枯れた木に囲まれた草木の生えてない裸地に出る.そう言えば手前に有毒ガス危険注意・・≠フ立札があった.今は僅かに硫黄臭がするだけ.足早に通り過ぎる.

 右側に沢音を大きく聞きながら登って行く.花は、あまり見られない.ヤマブキショウマだかトリアシショウマみたいなのがポツポツ出てくるだけ.その内群生して出てくるだろうと、あまり撮らなかったら全然出てこなかった.
 鈍足+道草で当然のろい行程だ.後ろから鈴の音がして、単独女性が登って来た.見る間に差を縮められ、これはいかんと脇による.「おはようございます.蒸し暑いですね〜」 と言って通り過ぎていった.みちのく(多分)の別嬪さん、早いなあ・・・ すぐに見えなくなった.


単独女性に追い越された


ネマガリダケの中の道


見晴らしの良い所


その上流側 奥の上はガス



 右に沢が見える場所に出た.導標があり、大岳まで2.0kmとある.場所の名前は特にないようだけど、見晴らしがいいので休憩し、昨日コンビニで買っておいた豆大福を食べる.

 見える二俣の左俣に架かっている木橋を渡り、左岸の岩ゴロ道を少し歩くと立札があった.有毒ガスに注意、留まらずに歩け=@という表記.こっちの立て札には英語でも書いてある.辺りは硫黄臭がする.

 何処か、噴気孔でもあるのかなと、歩きながら探してみるが そういうものは見当たらなかった.シューシューとかいう音もしない.ただ、河原の中に、湧き出て乾いた跡が(登山道の)ルート脇に多く見た.




木橋があり、左岸に渡る様だ



此処から臭気地帯


何かが噴き出た跡 もう固い
 沢沿いを緩く登って行くと、さらに強い硫黄臭がしてくる.成程、立ち止まって景色を、、なんてしてようものなら頭痛くなってきますね.ささっと、通り過ぎましょう.後から男女の二人組が登ってくる.脇にどいてご挨拶.先に行ってもらう.
 沢から低灌木帯に入って行くと、道脇にアジサイの様な花が出てくる.ホツツジの様なものも.

 緩かった登山道は更に緩くなり木道になると小湿地帯が現れた.黄色いキンコウカが多くないけど目立つ.ミヤマキンポウゲも少し咲いてる.まあ、急ぐ旅じゃなし、少しは撮って行きましょうか.

 先に行っても湿地帯はあるから、そっちにも期待して、撮影を終え木道を歩き出す.ヨツバシオガマやコバイケイソウは旬なんですね、良い状態で咲いている(写真は下手だけど・・)


ヤマアジサイ?


太陽が出ていれば暑いんでしょうが、今は曇りであまり暑くない


ミヤマカラマツ


ミヤマキンポウゲ



アオモリトドマツ



あまり広くない湿地帯


ミヤマリンドウ


キンコウカ


仙人岱ヒュッテ分岐 正面は小岳か? 
 仙人岱ヒュッテの分岐に着く. ヒュッテに用はないので通り過ぎる.すぐに水場.水は大して消費してる訳ではないが、ベンチもあり休憩していく.コッペパンを食べ水飲んで、消費分の水を足して満タンにしておく.此処は湧き水らしい.冷たくて美味しい.トンボが多く飛んでいるからか、アブやブヨはいない. 

 花に見とれて小岳の分岐を見逃してしまったが、そこには登らないからノープロブレム.花を一所懸命(適当に・・) 撮っていたら、上から単独女性が下りて来た.ああ、登り始めの方で追い越された人でした.もう、大岳に登って来たのかな? 聞いたら、此処のすぐ向こうで花を撮っていたのだそうだ.言葉にアクセントはなく、地元の人かどうかは、判らない.それから暫くの間いろいろ話をし、その女性は小岳に登って戻るんだそうだ.今日は山頂がガス気味だけど、展望は良いんですよ、、と、言っていた.
 別れ際に山中では珍しく行ってらっしゃい=@いつもは気を付けて≠セから、何だかとても新鮮に聞こえた.今日はきっと、いい花の写真が一杯撮れるかもしれない.そんな気分になった.


水場


ヨツバシオガマ



お花沢山♪




コバイケイソウは一株一株が大きい



大岳


小さな池があった



大岳 一番下の白い塊はチングルマ 全体に白い小さな花がビッシリ咲いている、ヒナザクラ

 間もなく大岳が目の前に聳える広い窪地に出る.樹木は少なく、緩い鍋底の様な眺めでもある.白い花がビッシリ咲いていた.チングルマ、イワイチョウ、登山道の脇にも沢山.白い小さな花の群れはヒナザクラだ.群生をつくり、一面白く咲いてるのだが写真を撮るには少し遠い.登山道脇に行く株かをみつけ何とか画像に収めたが、何しろ小さい.

 ゆっくり撮ってる間に、高齢と思われる二人のハイカーが上から下りて通り過ぎていった.スマホでパパっと撮るだけの様で、花にはあまり興味がないようだ.小一時間そこに粘り、ダメ画像量産に励む(笑)

 ヒナザクラはちょっと遠くて残念だったけど、中々楽しい一刻ではあった.水を飲み、アップルパイを半分食べて出発.大岳の頭はガスがかかったり、取れたり.


イワイチョウ

花を接写拡大


アオノツガザクラ


ハクサンチドリ



ヒナザクラ



ヒナザクラ


チングルマ

では、大岳へ


オオカニコウモリ
 登って行くと、登山道脇にフキを多く見かける.一本だけ茎を折ってみたら、パキッと気持ちよく折れる.美味しい証拠だろうね.栃木の山ではあまり見られない.自生してる所は奥鬼怒などそれ程多くない.ただ、採って行ってもアク取りなど食べるまでに結構手間がかかる.

 樹林帯(アオモリトドマツ等)を抜けると、蛇篭で土留めを施された登山道を登りきると、小さな沼があり細長い水草(?)が浮いている.案内板があり「鏡沼」というらしい.カエルやサンショウウオなどが棲んでいるらしい.少し探してみたけどそういう小動物は見つける事ができなかった.

 霞んだ後方の風景などを撮影して、登り再開.道は、蛇篭ではなく木階段で整備されていた.(後に山頂で地図を見たら、沼付近を境に下は十和田市、上は青森市の行政区域だった) 間もなく山頂という所で何やら下が賑やか.振り返って見ると、女性2人、男性2人(3人?)が沼に登り着いたのが見えた.


ふーーん!


蛇篭で土留めされた十和田市の登山道



遠景は霞がち




この辺りは青森市



鏡沼


オオカサモチ


ミヤマアキノキリンソウ


ハクサンボウフウ?



仲程の岩ステップがないと、ハードル越えになるなあ、、 山頂はもうすぐ

大岳山頂〜湿原のキンコウカ〜酸ヶ湯温泉 Photo Nikon D5600 

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