山登り

岐阜県飛騨市、高山市、長野県大町市、
富山県
富山市

9/16黒部五郎小屋〜黒部五郎岳〜北ノ俣岳〜北ノ俣岳登山口
くろべごろうだけ:2839.7m
きたのまただけ:2662m


                  


2021,9,14 - 16 訪問

(あまり参考になりません)
              
 午前3時過ぎ、荷物とザックを持って、支度を入口ホールで行い外に出る.案外寒くない. カール方向へ行く道が良く判らず、ヘッデンで見える道を暗がりの中歩いて行くと、テン場に出てしまった.何となくこっちは違うなと戻って小屋まで来ると小さな導標があったので見に行くと三俣、双六方面 黒部五郎稜線コース ・・・≠ネどが表記されていた.昨日、明るいうちに確認しとけば良かったなぁ.小屋の周りをグルっと見てみるか.

 ベンチの所に来たら男性一人出てきていて、スマホで何か調べていた.天気予報とかかな? カールコースはどっちへ行くんでしょうか? 昨日確認しておくの怠ってしまって と、聞くと,「 ああ、こっちですよ.標識がちょっと小さいので判りにくいんでしょうね 特に夜は.」 と、ご親切に教えていただいた.お礼を言ってヘッデンの明かりを頼りにカールコースに入って行く. 

 暗いので辺りの地形は良く判らない.灌木帯の様な所で水の流れている沢を渡り、少し登って何となく広い所かな、、と、思う所に出る.空を見上げると星が沢山出て綺麗. お、撮っていこう. 小屋を出て一時間程経っていた.

  9/14日、飛越新道〜雲平山荘  9/15日、雲ノ平山荘〜鷲羽岳
 下手ですがD810で撮った画像もご覧になって下さい
  1,北ノ俣岳〜  2、〜太朗山  3,雲ノ平〜鷲羽岳  4,黒部五郎岳カール〜山頂

 


黒部五郎小屋(15日着時撮影)


AM 3:10 出発
 休憩するほど疲れてないが、空を(星を)撮るついでに休憩.休憩のついでにランチパックを食べておくことにしましょ.昨日の星空撮影ではPLフイルターを外すのを忘れた.今日はしっかり外して撮りましょうとフイルターを回したが全然外れない.ムムム、仕方がない2段階ASA感度を上げて撮っておきましょう. (あれ、PLフイルターって2.5絞り分だっけか?) ま、いいか.

 小沢がいくつかあって、水が流れている.広い所に出た.カールの東の端っこ辺りかな.振り向くと昨日歩いた稜線がシルエットになり、もう懐かしい.

 やや、広い沢を横断.少し登るとカールに出た.左前方に黒部五郎岳が見えた.15分程待っているとカールの上の方、稜線の下の辺りに朝日が当たってきた.




夜明け前




朝焼けとかあるかと思ったら、殆ど赤くならなかった




明るくなってきてカールから黒部五郎岳(右鞍部が黒部の肩) 肩から左一つ目のピークが山頂

 こういう光景も素晴らしい.頂からその裾まで次第に赤くなっていく.D810でガシャガシャ撮っているとき、男女一組が通過.見送って、撮影再開、あちこち歩き回っている時、水のペットボトルを蹴とばしてしまった.蓋が完全に閉まってなかったとみえ、水が殆どこぼれてしまった.ザックの中にもう一本あるけど.
 確か下の方に水が流れていたなと、空のペットボトルだけ持って戻るように下りて行くと、女性二人が登ってきてご挨拶.もう登って来たんですか、早いですね、、と、黒部五郎岳往復だと勘違いされたらしい.いやあ、水を蹴とばしてこぼしたもんだから汲みに行くんですよ.と、半分照れ笑い.下の沢で汲んで戻ると、爺がザックを置いてきた所でスマホ撮影をしていた.

 彼女達は雲ノ平山荘から双六小屋に泊まり、昨日は黒部五郎小屋泊まりだったそうだ.中々の健脚者です.撮りましょうか?と、スマホを受け取りシャッターアイコンをフェザータッチ.お、上手くいった! お二人は両手でハートを作りその中に五郎岳が収まるようにポーズ.上手く撮れてるかな? その後、一人がすぐ上に沢が流れているのをみつけ汲んでいる.あれま、こんな近くに沢があったのね・・・




カールに朝日が で、山肌が赤い






 彼女達が先に出発.爺はもう少し風景を撮影を続ける.あ、D810の電池残量があとふたメモリか.尾根に登って一段落したらカールからの登りは多少ジグザグにつけられている道とはいえ結構きつかった.浮石に気を付けながら急がずゆっくり登る(って急げないんだけど・・) 道の途中途中で振り返り、D5600でその都度撮影しておく.ああ、こちらも電池残量があとひとメモリになっている.
 登るにつれて遠くの景色が雄大になっていく.とても良い眺めだ.

 ダラダラと登りやっとこさ尾根に上がった.上がった所が肩かと思っていたが、尾根を少し上がった所に導標がある黒部五郎の肩≠ノ着く.休憩し水を飲んで両方のカメラの電池を予備に取り替える.随分撮った.D5600は1000カットを越えていた.D810も200カット以上.こんなに撮ったのは初めてだ.(家に)帰ってからの(良いの悪いの)仕分けが面倒だ.嬉しい誤算(とは違うか・・・) 




健脚な彼女達



急登への取り付きから振り返って


草紅葉が綺麗です


あそこが黒部五郎の肩


もうすぐ尾根だけど結構きつい



登るに従って見えてくる東南側 槍ヶ岳の右側は穂高岳とかでしょうかね


尾根に上がって


黒部五郎の肩



 黒五の肩≠ナ、性懲りもなく又ガシャガシャやっていると、あの彼女達が山頂から戻ってきた.「山頂では、又、時間がかかるわよ〜」 大丈夫!良いヘッデンを持ってるから と、返す. 何処から来たのか聞くのを忘れたが楽しい人達だ.話してる時、数人が北ノ俣岳の方から上がってきた.

 肩から山頂はそれ程掛からない.稜線コースを登ってきたらしいヘルメット姿の二人を合わせ6人位.風もあまりなく360度綺麗に見える.山頂にいた40代位の男性はかなり詳しいようで、いろいろ教えていただいた.



途中にあった標石 主三角点と読めるが


黒部五郎岳山頂 8:00



山頂から




笠ヶ岳




カールを見下ろす




手前の尾根の向こうに雲ノ平(右端) 右奥は赤牛岳?




山頂から西方向 日本海

 山頂を後にして肩からガレの中の急斜面を下降.間もなくハイマツ帯になり傾斜は緩くなる.2520m付近の鞍部で休憩.黒部五郎小屋のお弁当を広げる.混ぜご飯(ちらし寿司風味か)の上に鮭が乗り、煮豆、ごぼうのお新香.ごま昆布と案外質素なもの(山小屋としては結構立派なものかな) . 美味しい! 半分残しておいて北ノ俣岳辺りで残りを食べようと思ったけど、全部食べてしまった.ご馳走様でした.食べ物の残りはランチパック(甘いピーナッツバター 賞味期限16日はこれしか売ってなかったから・・) つぶれたコッペパン(つぶあん) 、、ま、何とかなるっしょ.

 鞍部を出発すると左(西)側からガスが沸いてきた.中俣乗越(導標とかはなかった、又はみつけられなかった) 辺りまでに二人の男性ハイカーさんに追い越された.みんな早い.ガスの中、赤木岳(2622m) までがとても長く感じた.あのピークがそうか、あそこが赤木岳か? と、前方のガスの中にピークが浮かび上がる度に期待.そして裏切られる(笑) やっとのことで赤木岳の白い導標を見てホッとする.その導標にはこの付近雷鳥多い≠ニ表記されている.休憩しながら少し探してみたが雷鳥が現れることはなかった.


肩に戻って


肩から赤木岳などこれから通る稜線


落石に気を付けて下降登


ハイマツ帯に下りて見上げる


お弁当


風景を見ながら



長い道・・・




 鞍部を出発すると左(西)側からガスが沸いてきた.中俣乗越(導標とかはなかった、又はみつけられなかった) 辺りまでに二人の男性ハイカーさんに追い越された.みんな早い.爺 ガスの中、赤木岳(2622m) までがとても長く感じた.あのピークがそうか、あそこが赤木岳か? と、前方のガスの中にピークが浮かび上がる度に期待.そして裏切られる(笑) やっとのことで赤木岳の白い導標を見てホッとする.その導標にはこの付近雷鳥多い≠ニ表記されている.休憩しながら少し探してみたが雷鳥が現れることはなかった.


・・・


良い風景だと、つい



赤と言えばナナカマドくらい



ガスが出てきました


向こうは何も見えません


散々風景を楽しんできたから


ま、いいか



ガスは左から右へ流れている




均等に岩が6個並んでいるが、何だろう



どの辺りを歩いてんだか


さっぱり判らない(^_^;;


ピークがチョコチョコ出てくるが


あそこが赤木岳か?



これは、振り返って撮ったんだよな、確か



色が着いた草が沢山


やっと赤木岳 雷鳥はいないなあ



赤木岳を振り返り見る 見事な形の山ですよ




水晶岳などは雲にかくれてしまった




さあ、北ノ俣岳に向かいましょう

 ダラダラと北ノ俣岳に着き此処では休憩はせず、分岐から2624m付近のピークで休憩.この頃少し風が強くなり、風を避けてハイマツの陰に隠れるようにすると、風が遮られふんわり暖かい.水を飲んで少しエネルギーをとランチパックを取り出す.一口食べてみたけど甘〜い.食べる気がしない.特にお腹が空いてる訳じゃないから、適当にボーッと休んで出発.寺地山の登り返しが脳裏に浮かぶ.

 途中二人の男性ハイカーが登ってくるのとスライド.現在時刻は14:00を過ぎている.何処にテン泊地を求めるのだろうか? 北ノ俣避難小屋分岐はもうすぐ. 安堵感が更に湧き出て何だか眠い.下降しながらだけど眠気が強く出てくる.


北ノ俣岳 13:20


すぐに神岡新道の分岐



下ります




寺地山が・・・ 登りがあるんだよね

 ちょっと横になって休憩するか、例え木道の上でも倒れる様に寝ていたら、遭難者と間違われてしまうなあ.(←通る人がいればの話だけど) ザックを枕にすれば少しはいいかな.と、思いながら避難小屋分岐に着いた.木道はまだ暖かい.表面に滑り止めの段差を造ってあるから多少背中が痛いけど、我慢の範囲.ウトウト・・・.

 幾分身体は楽になった気がするが、お腹が空いている.けれど食べられない、、まず〜いなあ、、の 状態.水だけ飲んで出発.寺地山の登り返しはそうでもなかったが、その後の道中で意外にアップダウンがありしんどかった.大きな倒木があれば座り込み休憩.その都度水を飲むから途中で無くなってしまった.良いかどうかは別にして、つぶれたコッペパンを少しづつ、嘗めるように齧りながら 、尚遅く疲れた足で登山口に出た時は安堵もあってかフラフラ〜.車の中のクーラーボックスから水を出して飲み、思いっ切り飲み過ぎてオエッとくる.お腹に何もないからオエッだけ(笑) 少し間を置き落ち着いてきたところで缶コーヒーを飲む.実に美味しい.これはオエッとこない.

 登山口には午後8時過ぎ.分岐のピークで14:00出発だから、、、随分かかったなあ.最後は足が上がらず辛かった.それでも三日間概ね天候は良く写真も沢山撮れた.初めての北アルプス.年だから次があるかどうか判らないが、もし今度来られた時は、反対方向から槍ヶ岳を撮ってみたい.



此処で大休憩 避難小屋分岐


往路ではなかったんだが、、いるのね



どーも、どーも 楽しい3日間ありがとね〜

 Photo Nikon D5600 

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