山登り

岩手県滝沢市他
岩手山
いわてさん:2038m


                  



2019,6,21 訪問


(時間は参考になりません)
              
 6月20日、東北遠征一日目はのんびり滝巡りが出来た.ほぼ、予定通りだと言える.二日目の岩手山へは焼走りコースを選んでいたので、その登山口に近い道の駅は「にしね」.このコースを選んだのは、第一にシラネアオイの群落があること.第二に下山してから姉の家(北秋田市)に行くには、近いだろうと思った事.(ロクに調べもせず(下山後)せいぜい1時間半もあれば行けるだろう・・と、思っていた)

 滝巡りを終えて、道の駅「にしね」に着いたのは午後八時半頃 (途中、コンビニ等に寄ってきた) .「錦秋湖」と違い、結構多くの車が駐まっている.コンビニ弁当を肴にビールを飲んで、就寝.目が醒めたのは翌午前3時半頃.車中泊としては結構寝た方だ.

 「焼走り登山口」 を画面タッチでナビ入力したら20分強と出た.お、案外近いのね. 午前4時半頃着いた登山者用の広い駐車場には車が1台.トイレ脇に1台だけ.岩手山が目の前に大きい.朝焼けで少し赤く染まり始めていた.今日は良いお天気ですね、長く続くといいんだけど.

 朝飯の力カップうどん(こればっか・・) を食べていると先に単独女性が出掛けて行った.見るからに早そうですよ.そう言えば、東北の山人達は皆さん早いです.二番手に出発だから、、、今日は何人に追い抜かれるでしょう.

 こちらも支度して出掛ける.三脚と望遠ズームはどうしようか迷ったけど、持っていかない事にした.長丁場だし、昨日の疲れも当然ながら残っている.第一「焼走りコース」 には水場がない.あまり水を多く消費しない私だがいつもより多めに持っていかなければならない.
   下手ですがデジ一画像もどうぞ



駐車場から 赤く染まる少し前



駐車場 5:20


入り口


広い登山道


キノコ(オオザラミノシメジ?)
 熔岩流を散策コースで少し見学した後、登山カードに記入しボックスに入れて、なだらかで少し広い道を10分程歩いた所で、車にキーを掛けたかどうか気になりだした.一旦気になると中々頭から抜けきらず、戻って確認する事にした.早々に時間ロス.戻る道の向こうに何か獣が登山口の方に(ゆっくり)走って行く.何だろうと思いながら登山口の車道に出たら猫だった.(キーは閉め忘れていた.確認して安心) で、再スタートは5:40過ぎ.

 傾斜が緩く、花も展望も無い登山道をしばらく歩いて、第二噴出口(だと思う)近くに来たら、熔岩流方向に踏み後がある.そっちへ、行って見ると樹木が無く黒々とした熔岩流が眼下に広がっている.これも下で見たのと同じ凄まじい光景だ.此処から青空を背にした岩手山が見えたけど、下の方は既に雲が広がってきている.

 道に戻って、相変わらずの樹林の中を少し登ると開けた場所に出た.第一噴出口か?黒い砂礫の小ピークが出来ている.下の方はガスで見えなくなってしまった.此処でコッペパンを食べておく.熱さで食欲が無くなる前に若干エネルギーを(お腹に)詰めておくという訳だ.




緩い登り



掘り割り道 緩い登り


第二噴出口跡 7:10 左の踏み跡を辿ると熔岩流斜面へ



第二噴出口跡から 山頂 遠いね オイ




熔岩流 下の方は雲がかかってきた



おや、、


第一噴出口跡



下は雲海



日差しが暑い 道は緩いが汗だく


ザレ道
 ダケカンバなどの低木帯の中を登ると木の杭が並べられた砂礫の道になった.緩い傾斜の両斜面(特に登り方向左斜面)にコマクサが幾つか咲いていた.ああ、そう言えば此処はコマクサの咲く山として有名だった.今、思い出した.ただコマクサってもう少し先じゃなかったか.登るにつれて、咲いているものが多くなってきた.足が止まるなあ(笑) 此処で3人のハイカーに追い越された.

 コマクサの斜面が過ぎたらシラネアオイがサンカヨウと一緒に出てきた.両斜面一帯に沢山咲いている.少し傷んでいるのもあるが、私的に見ればみんな綺麗だ.サンカヨウは今までは群落で見た事がないので、これも見事だ.足が動かなくなってしまいますなあ・・・又、2人に抜かれた.

 ツバメオモトは終わっている様で殆どが葉っぱだけ.でも、道端に咲いているのを2株みつけた.止まってばかりだけど随分長く歩いてた(登った)気がする.水を飲みながらGPSを見てみた.へ? まだ1450m付近にいる.あ〜あ、あと(標高差)600m近く登るのかぁ・・・又、1人に追い越された.



コマクサ


蕾と小さな株が多かった


シラネアオイ


サンカヨウ


ふう〜


残雪は多くなく歩くのに支障はない
 これまで緩かった登りは急になったりしながら、残雪帯を3個所過ぎるとハイマツ帯になり、変わった形の岩峰が見えてきた.案内板があり、避難小屋がすぐ近くらしい.左側の木々の上から山頂がチラチラ見える.うう、出来るだけ見ない様にしよう.気が萎える.

 避難小屋に着き石垣の上でゆっくり休む事にした.真正面(の上)に見える山頂は馬返し側から登って見るのとは違い、緩やかな弧を描いている.綺麗な山だ.見てるだけでも落ち着けそうな気がする.男性ハイカー2人が上がってきてご挨拶.2人はザックをおろして小屋の中を見に行った.休憩中、水を飲み納豆巻きを食べる.美味しく食べられたから、大丈夫だな.腰を上げ、山頂への登りに取り付いた.上から朝早く出掛けて行った単独女性が下りて来て、早いですね と、ご挨拶.

 馬返し側(ザレの斜面道)からと違い道は普通の登山道のそれで、案外登り易い.低灌木&ハイマツ帯を抜けると眼下に先程まで休憩していた小屋が見え、遠くに残雪の多い秋田駒ヶ岳が、見える.デジ一を出し撮影中にあの2人通り過ぎて行った.



平笠不動小屋と特徴的な岩峰



平笠不動小屋 9:50


右は御苗代湖とかに行くのかな? 



平笠不動小屋前から



さあ、頑張って・・


登りましょう
 樹木が無くなり、そう大きくない岩混じりのザレの斜面登りでは下で追い越された何人かが下りて来てスライド.その中の一人としばらく立ち話.地元の人で今年は此処をもう6回目だそうだ.昨日は秋田駒に行ったのだというから、リタイヤ年金組か.その様な年齢に見えなかったが.シラネアオイは例年の先具合ではないらしい.今年は何故か傷んでいるのがいるのが多く、例年の盛りだともっと凄いらしい.(栃木で)シラネアオイなど滅多に見かけないのであれでも私は圧倒されるのだけど.因みにコマクサはあと1週間位で斜面一杯に咲くそうだ.いいなあ・・・、羨ましいなあ.ま、今年は駄目でも来年来てみよう.

 外輪山の分岐に登り着くと結構多くのハイカーがいた.休憩している者、山頂へ歩いている者、子供も何人かいる.八合目小屋方向から来た人達だ.山頂に着くと風が少し強く、三角点を撮って外輪山周回とした.思いの外周回するハイカーは少なく、殆どが山頂から元来た道を戻っていく.大きな起伏がある訳でもないから、ちょっと勿体ない気がする. 馬返しから登った時の記事



遠く大深岳、 左に池の様な御苗代湖




平笠不動小屋が小さくなった



ふう〜ふう


外輪山の分岐



分岐から鬼ヶ城




丸い所が山頂



山頂です 11:25


外輪山周回中


・・


周回中



麓が直接眼下に ちょっと霞んでるけど




八合目避難小屋


山頂で見たカメノコテントウ
 山頂でガスに包まれる事はなかったが、鬼ヶ城とか下の方の山が出たり隠れたり.青空も少なくなって来た.雨が降る様な感じではないけど、太陽は隠れたまんまだ.さて、あまりのんびりしてもキリがないから下山しましょう.平笠不動小屋に下り着いて休憩している時、空に虹雲のようなものが出現.慌ててコンデジで撮影し、デジ一では出している間に消えてしまった.

 平笠不動小屋で一所懸命水タンクとか点検している人がいたが、小屋の管理人さんだろうか?挨拶して、下山する.登りではそうでもなかったが、道は砂礫が多くそれが下りだとやたらに滑る.一度は転倒しそうになってこらえ、身体をひねったせいか脇腹に妙な筋肉痛(みたい) が出来てしまった.ジッとしていると痛くはないのだけど、身体をひねったりすると(弱い)痛みが出る.でも、2−3日で治ってくれて良かった.

 さて、焼走り登山口駐車場から北秋田市の姉の家をナビで見たら、へ?2時間半位かかるらしい.うーーん、岩手県、秋田県は広いねぇ.

 22日は森吉山に行く予定だったが、朝起きると結構雨が降っている.当然、中止としました.



虹雲?




サンカヨウ




シラネアオイ




斜面一面に(登山道から)




凄いな〜



マイヅルソウ


ツバメオモト




ミヤマハンショウヅル(蕾)



ミヤマキスミレ


ミヤマカラマツ


シロバナエンレイソウ


サンカヨウ


マルバシモツケ


イワハタザオ?


?(キバナウツギかも知れない)


ミヤマキンバイ


ハクサンチドリ


←の、白いもの


ササバギンラン
下手ですがデジ一画像もどうぞ      Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.