山登り

岩手県滝沢市他
岩手山
いわてさん:2038m



                  



2017,6,6 訪問

爺 & yuki
(時間やルートは参考にしない事)
下手ですがデジ一画像もどうぞ
              
 一昨年の秋、シャチアシ沢へ行くつもりが道が判らず時間が経ってしまい、急遽 岩手山に変更した事がある.その時の遠征ではその山に登る予定はなく、眺める程度で(岩手山の)頂上付近の地図だけを印刷して携行していた.案の定、登山口など判らず、大いに失敗.登山口を見つけたは良いが、5合目迄登るのがやっと.いつか、リベンジをと思っていた.

 昨年、岩手山に登るリベンジ計画を立て、出発日直前でシャチアシ沢に変更.思いがけない出会いでその沢のリベンジは成った.さて、そうなると岩手山は持ち越し.

 さて、 yuki が同行するとなると行程などイニシアチブを握られてしまうのは、これまでの成り行き.今回も、一応「んまがえし(馬返し)」の登山口駐車場で車中泊としていたのだが、生まれてこのかた車中泊などした事がない yuki は不安らしい.一所懸命調べて 「盛岡のビジネスホテルに泊まり、40分もあれば馬返しに着くからそうするよ」 との話. 「へ、たかが登山に豪華旅行みたいな事はできねーな」 と、一応反論.すぐに、こちらのフトコロをさっした yuki は「ホテル代は俺がもつからさ」 「うーん、どうしてもというなら仕方がねーな」 と、喜び顔を隠して了解.

 天気が良さそうな6月6日に決定.



・・・



馬返し駐車場出発


ちょっとモヤがかかってますが、心配はしない


歩き易い道


零・・ではなく、0.五合目
 朝四時にホテルを出て、5時少し前に馬返し駐車場には到着.朝飯と支度を終えて出発は5時半丁度.少しモヤがかかっているけどこれは晴れる証拠.気温は6度で肌寒い.薄いパーカーを羽織って登山口へ.一応登山カードに記入し投函.案内には帰ったら下山カードをとの表記があったけど、それは見当たらない.

 予定ルートは新道を登り帰路は旧道とした.旧道の方が展望は良いらしい.爺の事だから足が遅い上、展望などが良いと(撮影などで)更に時間が掛かってしまう.道がしっかりしているとはいえ。登山口から山頂まで標高差約1400mはだてではない.

 新道で少し時間をかせぎ、下山路の旧道は要所要所で撮影出来ればオンの字である.爺だっていろいろ考えてるのだよ.




0.5合目指導標のちょっと手前で見たレンゲツツジ



一合目


晴れた〜 上に見えるのは・・・1600mから広がる台地の端っこ
 樹林の中に入ると、薄暗い中でツクバネソウやマイヅルソウ、ギンランの様な花があった.撮影は帰りにする事にして先へ行く.道端にレンゲツツジが咲いていた.今年初めて見た.開けた岩場の所からは東側の遠望があり、雲海の上に見事な山容をみせている山が見える.少し汗ばんできたのでパーカーは脱ぐ.

 早いけど三脚を立てる.早速、道草だが今日は晴れ.モヤは此処までに殆ど無くなってしまった.遠くの厚い雲海もゆっくりだが消えてきている様だ.(雲海の光景は)此処で撮っておかなければ、上では完全に消えているかも知れない.←これ、正解だった.だから上手に撮れたかというと疑問(涙)

 単独者が2人、更に4人の男女グループが登って行った. yuki が、聞き耳を立てていた.あの山は「早池峰山」らしい.ガスと京風と雨&アラレにやられながら登った事を思い出した.いずれそこもリベンジをしたい.花の季節にだけど.




早池峰山



開けた斜面


二合目


二.五合目


新道三合目
 二合目を過ぎるとシラネアオイがポチポチと出て来た.おお、早速撮っておかねば.この後見られるかどうか判らんし.

 シラネアオイはその後も七合目手前まで延々と続いた.特に、白い花のそれは初めてで嬉しい.

 四合目付近で、これまで先へ行ったり追い越されたりした人が、後から登ってきて話しかけてきた.地元の人で山岳会所属らしい.いろいろ情報を得る事が出来、感謝である.特に7月1日の山開きは、人が多く押し寄せ昨年は馬返しだけで1000人近く押し寄せたらしい.凄いと言うほかない.

 五合目辺りから灌木も低い物になり、日差しが上から降り注ぎ暑くなってくる.時々旧道が見え、そっちを登って来る人が何人か見えた.六合目を過ぎると残雪も時々出てくる.


新道四合目


新道五合目 後ろにシラネアオイ



ワサワサ・・・




ワサワサワサ・・と



 
旧道斜面の向こうにどっかの連峰が見えます



旧道を登る登山者が見えます.大きな岩の所でも休憩しているのが何人か.


新道六合目


シラネアオイが此処にも


残雪を横断、難儀ではありません


七合目の祠、獅子の面?


七合目



やっと、 どーーんと姿を現しましたよ

 七合目が旧道と、新道の合流点.標高1730m付近だ.道は平坦になって、南側の眺望が素晴らしい.三脚を出そうと思ったけど、此処は我慢.避難小屋は(地図上)300m弱.ハイマツの中の良く踏まれた道を歩いていく.
右を仰ぎ見ると頂上は見えないけど、ぶわーっと重厚感があり大きい山容に圧倒される.

 「八合目小屋」に着いた.真新しそうな立派な小屋だ.休憩場所も広く、水場には大量の水を2本のパイプから落としている.水の補給は帰りにして、山頂の道へ入って行く.「八合五勺」を過ぎるとすぐに分岐.左に避難小屋を見て右が山頂への登りだ.

 登り坂はもしかしたらズルズルで大変かなと思ったけど、意外にもグリップが良く利き登り易い.時間が掛かりそうだったけど(爺主観で)思った程ではなく、周回コースの分岐に着いた.眺めは素晴らしい.

 周回コースの道の端には石柱が間隔をおいてずーっと置かれている.信仰のものか.全部撮ろうかと思ったけどメンド臭くなりやめた.


八合目避難小屋 立派です


山頂に向かいましょう


八合五勺(ごしゃく) ←八.五合目


不動平



砂礫が固まっていて意外に足元はしっかりしている




西側も見えてきました♪



周回分岐(九合目)に着きました


山頂&周回出発



山頂はあそこ 風は弱く穏やかだけど、吹くと寒い



山頂


周回は一旦下る
 山頂には数人いて、休憩している.頂上からの展望は360度、更に真下が見える.標高5−600m位の所が足元に見えるから、木など全く無いこの斜面、間違って転がり落ちよう物なら100や200mどころの話ではない.足元はしっかりした砂礫の固まったもの.固くて滑らず安心なのだけど、そう言う事を想像してしまうと軽い気持ちで安全だよ・・・なんて、言えない.

 風が吹くと寒いので、首にタオルを巻いて行動.三脚を出し、久々に望遠ズームを使う事にした.ゆっくり回って360度.手前に秋田駒ヶ岳が、多くの雪を残し見える.2015年に駒ヶ岳を歩いた時かなり遠くに感じた乳頭山(烏帽子岳)は、此処から望むと駒ヶ岳からは案外近距離に見えた.その左奥に真っ白な三角形は鳥海山.今年も行こうと思っているが、行けるだろうか.

 ずうっと登る背中に見えていた早池峰山は、雲海がすっかり取れている.一通り撮影し、周回を続ける.


周回コース 結構ありますね


山頂を見上げます



溶岩流、秋田駒ヶ岳でも見た同じ様なもの



煙が出ているのだけど、判る様に写ってない


もうすぐ一周終了
 一旦下り、あまり起伏のない周回道を、デジ一手持ち撮影をしながらゆっくり歩く.途中、煙がうっすらと出ている地面があり、手を地面に当てるとほんのり暖かい.下に見える件とか石柱の近くからは、煙(湯気)が出たり消えたりを繰り返していた.

 分岐から、元来た道を下るのだけど下から登って来る人が結構いる.平日でも多いから、休日だとかなりなものでしょう.

 八合目小屋に戻り、空になったペットボトルに水を補給.冷たくて美味しい.少し休憩し、下山開始.下り勝手になるけどそれなりに時間がかかる筈.下山完了しても宇都宮まで帰るのに長い.

 下山は旧道を選択.ダケカンバの低木トンネルを抜けるとすぐに開けたガレ場下りになる.


登りでは判らなかったけど、下りでは多く見た


不動平避難小屋の傍に・・・



不動平、避難小屋




七合目付近の南側崖にケルン



七合目から旧道を選択


すぐに開けてきます


旧道六合目 新道から見えた大岩


見上げて・・・標柱は五合目
 この旧道ガレ場は登りで使うのがやはり正解だと思う.”道”は浮き石やザレ混じりが多く、ジグザグに踏み後はあるけれど、とにかく滑る.新しい靴なので安心・・・という訳にはいかない.風景にみとれよそ見して転倒2度.尻餅一回に、横に足が流れて真横に倒れること一度.これは左肩付近をしたたか打ったが、今(これ書いてる時)の所痛みなどは出ていない.但し、手をついたのでしょう、中指を突き指.肘の裏に傷.

 爺ばかりではない、yuki は、右足が前に流れ左足は膝を折る様に転倒.打ち身などはなかった様だけど、手に擦り傷を2ヶ所つくり、血がポタポタ.傷を水で洗い、カットバンで応急処置.ま、大した事がなくて良かった.

 駐車場に帰り着いたのは15:25.最後はいろいろあったけど、中々素晴らしい山行であったと言える.この山はあちこちからいろんなコースがあるらしい.是非、又きてみたい.



登りの方が良い旧道



チングルマ群落 ちょっと旬を過ぎている


無事、帰ってきました〜



色が濃い



白色のシラネアオイ


ショウジョウバカマ


コイワカガミ


チゴユリ


マイヅルソウ


ギンラン?


ムシトリスミレ?


アマドコロ


ツクバネソウ


キスミレ


サンカヨウ
下手ですがデジ一画像もどうぞ Photo Nikon P7800 二代目 

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当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.