山登り

長野県原村他
硫黄岳
いおうだけ:2760m




                   



2023,3,15 訪問


(時間は参考になりません)
              
 3月15日の天気予報を見ると、長野も岐阜も新潟も、群馬も山梨も、宇都宮(は、あまり関係ないが)等々みーーんな晴=Dんじゃあ、八ヶ岳の写真を撮りに行きましょう・・は、前々から思っていたこと.雪山のスッキリ三峰(さんぽう)を画像に収めたい.八ヶ岳の主峰というと、赤岳なんでしょう.硫黄岳の山頂に立つと、それを真ん中に置いて、右に阿弥陀岳、左に横岳を従えてすっくと聳えているのに対峙する.2017年5月に訪れた硫黄岳からの光景は、素晴らしいものだった.少し残念、、と言えばやや霞勝ちだった事.

 家を午後11時ちょっと前に出ると、北関東道壬生IC迄10分弱.夜間割引に丁度良い時間だ.前回は圏央道〜中央道だったのだが、ナビ設定では上信越道佐久ICを下りてR152を走り、三井の森となっている.ナビは古いからどーなんだか判らないけど、地図では佐久南ICからの方が国道に近そうなのでその部分のナビを無視.まあ、順調に白樺湖畔を走り、三井の森別荘地へ着く.(その前にコンビニに寄ったけど) 

 唐沢温泉への道を分けるとすぐにダートで、少し走ると雪道になった.轍が深く抉れ、凍っていて普通車はまず無理のような気がする.4WD車でも車高の低い(或いは普通)車は止めた方が良い.そんな道を暫く走って桜平(中)駐車場に着く.この上に登山口駐車場があるが、使えないとの情報で、此処に駐めた.翌日午前3時半頃.車は爺の一台だけ.車載温度計は-3度.

 シートを倒して少し仮眠.うつらうつらと小一時間程して支度に取り掛かる.お湯を沸かし、力カップに注ぎ、靴を履き・・・え!靴のソールが何だか浮いていて剥がれそう.

 2/2 硫黄岳山頂〜下山
 


5:45 出発


ゲート、左に行くと上の駐車場℃ヤは駐められない


沢横断


轍の部分は凍結
 靴など暫くCHECKしてなかったからなあ.手でそっと剥がれるかどうかやってみたら、案外強くくっついている.他に替え靴などないし、今日一日アイゼン履きだからそれで抑えていれば、何とか持つだろう.と、例によってお気楽.
 力カップを食べ、アイゼンを着け少し明るくなった道をヘッデンは点けずに歩き出す.

 (登山道兼用)林道は積雪が(道で)20cm位.轍が出来ていて、これは温泉小屋などの車の跡.そこは凍っているが、アイゼンだからノープロブレム.足が遅いけど順調に夏沢鉱泉に着く.部屋に電気が点いてるから営業してるのかな.辺りに人気はないが.用意してきた登山届をBOXに入れて、すぐに出発.此処から車は入れない、山道になる.積雪は多いのか少ないのか、この季節に来たことはないから不明.道はトレース幅は狭いけど、良く踏まれ歩き易い.先行者は一人は判るが、その他何人入っているかは不明.
 コメツガの樹林帯の中を、ただ ひたすら歩いてオーレン小屋に着く.




夏沢鉱泉



黄色い箱が登山届用


ここから登山道



お天気は上々



日陰はちょっと寒い


登りといっても大したことない


歩き易い


お!硫黄岳か?



オーレン小屋と硫黄岳(山頂は見えてない)




 冬季休業しているオーレン小屋では、冬季にWCは使用できない.その代わり、少し離れた所に仮設トイレが設置されている様だ.使用する状態ではないけど、興味本位でみる事にし、そっちへ行くとドアが半分開いていた.仮設トイレの大きさで、便器は和式に洋風型のもの(何というパーツ?)を重ねている.蓋を開けると便座には布カバーが被せてあるのだけど、これが雪だか氷だかがくっついて、座る事はほぼ出来ない(と、思う) 用を足すのは中々難しいかも知れない.水洗でないWC独特の匂いは殆どしなかったが、気温が上がり氷などが融けたら使用する人はいるんだろうか?

 此処で防寒ジャケットの中に着ていた中厚手のセーターを脱ぎ、喉は乾いてないけど水を飲んで、どら焼きを食べる.このどら焼きは国道から三井の森に分かれる近くのコンビニローソン≠ナ買ってきたものだけど、中々美味しい.爺にはちょっと甘すぎるかも知れないが.




道脇の雪は柔らかい



大した登りもなく


夏沢峠 8:40



 オーレン小屋を出て、そう時間が掛からずに夏沢峠に出る.夏沢ヒュッテも(本沢温泉の)山彦荘も冬季休業中.この短い区間に四つも営業小屋があるのだから、八ヶ岳の人気は凄い.この峠は十字路になっていて硫黄岳、本沢温泉、根石岳などへの分岐になっている.前回は硫黄岳の帰路、ここから根石岳へ回った事を思い出した.そっちの方向にも結構トレースがある.

 根石岳への道を眺めていて、ん!黒っぽい木か岩かが動いたぞ? 良く見るとおしりをこっちに向けた動物がいて、何か食べているのか、首を下に向けている(目があまり良くないからハッキリしないが) ああ、カモシカみたいですね.

 さて、此処からが本格的な登りになる.



左、山彦荘、 右、夏沢ヒュッテ いずれも冬季休業中




峠から



樹林の中、緩く登る


右へ回り込み



 樹林の中を緩く登り、崩壊地のう回路は前回同様樹林の中を回り込む.そんなに時間は掛からずに樹林を抜けると急斜面になる.積雪が風に飛ばされるなどして、凍結部分が露出している.ピッケルを出す.両ストックは一本にする.冷たい風が右から吹き付けてくる.ただ、そんなに強くはない.

 夏道通りなのか判らないけど、暫くの間、トレースはほぼ直登気味.踏み後を外すと踝上程度に踏み抜きがある.登って夏道が判るくらいになると、積雪はあまりなく凍結していて、急斜面をジグザグに登って行く.疲れて立ち止まり、後ろを振り向くと箕冠山の奥に天狗岳が頭を見せてきている.



ブルースカイ



次第に急斜面になる


トレース外れると踏み抜く(先人さん)



浅間山遠望




箕冠山の奥にちょこっと天狗岳




*




峰の松目 



夏道は雪が少なく、アイゼン ガリガリ


夏沢峠が小さく見えた



この辺りも風が強い




左、西天狗岳 右、東天狗岳



 
遠く、何処の山でしょうか?




 上から男性3人パーテイが下りて来た.ご挨拶してスライド.一つ目のケルンを過ぎて、男性2人、女性1人の3人パーテイ.更に暫く登って空身の単独男性.夏沢ヒュッテの所にザックをデポしてた人でしょう.少し立ち話をする.山頂では360度全てクリアに見えたという.おお、と元気が出たが、4-5歩登ると ふう〜疲れる(^_^;;

 これまで一人のハイカーとも出会っていなかったが、山頂手前で7人とスライド.人気の山ですね.山頂は見えないけど目前!(←変なの)

 続きます. 2/2 硫黄岳山頂〜下山


この辺り、風は弱い


飛行機が多いなあ


この導標見てからも、未だ少し先


導標のある所で振り返り


男女グループ3人のハイカー


空身の単独さん



期待しながら、登り続けます

 Photo Nikon D5600 

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