山登り

新潟県糸魚川市、妙高市
火打山
ひうちやま:2462m



                  



2017,9,5 訪問


(時間はあてになりません)

花、下手デジ一画像もどうぞ
              
 昨年の火打山計画は、凄い団体さんがいて目的地変更してしまった為、今回リベンジで行ってきました.天候不順とか町内会のお勤めとかいろいろあって、花の季節は旬を過ぎてしまったけど爽やかな晴れを期待して出掛けてみました.

 昨年同様道の駅「しなの」で車中泊.登山前日の午後9時半頃着いて、軽くビールで一人前祝い.案外良く眠れた.ま、気温13度位ってこともあったけど.

 道の駅を朝4時半頃出て、ナビに「笹ヶ峰キャンプ場」を画面タッチで目的地セット.が、何だかこのナビはおかしい.道の駅を出てぐるっと回り、自動車道に乗る様指示をしてくる.取り敢えずすぐに信濃町ICに乗ると今度は32km先で左折とか何とか言ってる.第一、上信越道の妙高IC以降がまだ出来てない地図だ.・・・・悲しい.

 ナビを無視して、妙高高原ICで下りたら笹ヶ峰まで綺麗に道路の色が変わった.正しく目的地を指していたので一安心.(昨年はどうやって笹ヶ峰までいったんだっけ?)

 突如、警告アナウンスが入り「○○駐車場は侵入禁止のゲートがあります」.○○を聞き逃したから、えええ!

 次に、カーブの多い山道になった時、
ブッチッと電源が切れたのかディスプレイが真っ暗.すぐに復帰して何事もなかった様にナビは継続してる.ま、明るくなったし一本道だし、いいんだけど.その後もう一回・・・車、古いからなあ.155,000km走ってるし.

 笹ヶ峰の登山口に着くと、おお、平日だけど結構来てますね.8割くらい.最も、下の駐車場は大いにガラガラだが.



天狗の庭と火打山



駐車場出発 6:20


入り口、登山カード提出が前面に下山カード提出ボックスは中に
 お湯を沸かしてカップ力うどんを食べてる間に数組が出発していった.どうせ今日もヘッデン帰り覚悟のゆっくり気分だから忘れ物のない様丁寧に検分して支度を終える.(保冷バッグを家に忘れてきてしまったけど).ザックの中身は通常(カッパ、ツエルト、救急セットとかヘッデンとか)、デジ一、水(500)2本、缶コーヒー1本、食料 等で案外軽い.登山カードに記入して投函.暫くは木道をのんびり.天気は良い.

 木道脇には白いハツタケ系のキノコが沢山生えている.出る時は10度位で少し寒かったから、薄いパーカーを被っている.勾配のない木道でも歩いていると暑くなってくる.2人×2組が前にいてやはりのんびり歩いている.おはようございます と、挨拶をして先に行かせてもらう.

 黒沢橋の手前では男性が休憩していた.挨拶し、橋を渡って間もなく「12曲がり」だ.登り始めてすぐに凄い勢いで登って来る若者に追い抜かれる.アッという間に登って行ってしまった.さらに、もう一人背の高い若者にも道を譲る.

 そう言う事があってか、気が付いたら「6/12」の表示板.あれ?4/12,5/12 を見逃してしまった.



木道歩き


橋を渡ってから振り向いて



木道の後は階段、大きなブナの木も多い



もうすぐ秋ですよ


振り返ると、、何の山?
 「12曲がり」の終わりで、年齢が爺よりやや上らしい単独男性が休憩していた.挨拶一番「いやあ、バテタバテタ」 あら、ここでバテてたらこの後大変でしょ? 「高谷池まで行ければいいかな」 と、言ってもいる.あはは、そうですかと笑って誤魔化し、どちらから?と聞かれたので「栃木の宇都宮です」と答えたら、「おお、栃木の宇工出の(野球の)監督さんが来てくれたお陰で、新潟も少しは野球が強くなったんだよ.」 爺はよく判らないので聞くだけ.「日本文理」の監督さんになって、良い線いったんだよね.・・・何となく、話が長くなりそう.

 タイミング良く、下から黒沢橋で休憩していた人が上がってきた.やはり、挨拶して何か話している.そのすきにじゃあ先に行ってます、と言って場を去る.

 富士見平の手前で若い女性に追い越される.早いね〜この人.と、思いきやかなり歩行速度の遅い単独女性が歩いているのを、ゆっくり脇を擦り抜ける.富士見平では3人男女一組が休憩中で軽くご挨拶.その内の一人が登って来た方を指差して、あれは槍か? と言ってたのを聞き振り向くと、遠くに山並みがみえる.そこら辺、疎い爺はどれがどうやらさっぱり判らないけど、取り敢えずコンデジに収めておく.


富士見平到着 8:35


あまり広くありません(帰りに撮る)



富士見平から遠くに山が見えた 槍ヶ岳が見えてるらしいけど・・・

 富士見平から、高谷池方向へ左折.大きな岩ゴロの道は歩きにくい.途中平らな岩があり、山並みが良く見える.一応、デジ一も出して撮っておきましょう.道脇の笹越しに火打山もみえる.険しさがなく穏やかに丸くて結構遠い.火打ち石に似ている事から付けられたというけど、爺は火打ち石を使った事がないからよく判らない.

 高谷池ヒュッテには寄らず木道を歩いて通り過ぎる.黒沢池ヒュッテの分岐に着き此処から先は初めての道になる.今日は、火打山の帰り此処から黒沢池ヒュッテの方を回るつもりだ.理由は二つ.昨年は黒沢池ヒュッテから茶臼山の登りではガスの為妙高山を拝めなかった事、季節は終わったが、もしかしたらハクサンフウロを見られるんじゃないか・・・の、目論見.


岩がゴロゴロして歩きにくい


秋の気配



岩の上に立つとよく見える 左、焼山  右、火打山



向こうの岩の上 撮っておく事を忘れて ちょっと戻りカシャッ


白い花が多い ヨメナの仲間?



道の途中から、思いっきり背伸びして、更にコンデジを上げて



高谷池ヒュッテ 9:20


道から見える様になってきた
 高谷池を過ぎ僅かに登って中々広い台地に着く.ウメバチソウに似た小さな花やイワイチョウの残り咲き、イワショウブなど、まだまだ多く咲いている.次は、旬に来てみたい、、、と、思う場所だ.当然、足が止まり時間がかかる.次は大きなサラシナショウマを見ながら、天狗の庭だ.火打山が目の前にドッカと大きい.

 次から次へとハイカーが追い越していく.こんな良い景色を、ゆっくり足を止めて眺めたら良いのに・・・と、思うけど人の勝手だからねぇ.どっちみち足の遅い爺は、デジ一を出して撮りまくる.出来なんかどーだって良いのだから(笑)


黒沢池への分岐、火打山は直進


高谷池の遊歩道



高谷池全景 キヌガサソウが咲くそうだ.次はその季節に来てみたい



高谷池から登って まず、岩の道


次に木道 此処も花が多そうです



中々素晴らしい景色です 焼山、影火打、火打山




天狗の庭



サラシナショウマ


かなり大きいのも
 大夫、時間を掛けてしまった.これから山頂への登りになる.一旦、デジ一をザックの中に戻して登りに専念しようとしたけど、少し登って振り向くと「天狗の庭」などが真下に.妙高山も若干ガスがかかり気味だがみえている.遠くの山(穂高連峰とか?)は雲の中になってしまった.

 道の足元、回りの斜面にはトリカブトが一大群落をつくっている.世の中のワンマン御主人は、普段つれなくしている奥さんが、突然火打山に行くと言い出したら注意する事だね.生命保険証書に新しいものがあったりしたらそれこそ問題だ(笑) 
 アザミに似た花はトゲトゲの葉じゃないからタムラソウとかいうものか.これも数が多い.

 ライチョウ平に着くとハイカーが、一人ベンチに休憩中で、爺もエネルギー補給を兼ね休憩する.少し話をして先に席を立った.


火打山はあっち 遠いなオイ!


いたれりつくせり・・・


ナナカマドの実


ミョウコウトリカブト



急斜面を登るけど、長くはない




登り道の両側にはトリカブトが沢山




振り返って、天狗の庭と妙高山 雲がかかり始めている



ライチョウ平 10:45


うーーむ、まだありますね〜
 此処に咲いているトリカブトはミョウコウトリカブトと言うらしい.ま、妙高に咲いているのでそういう名前をつけているのでしょう.道は結構整備されていたりして急登の場所でもしっかりしている.富士見平手前で追い越された、うら若い女性ハイカーがもう下りてきた.早いなあ〜.私も追い越されたんですよ、、と、ライチョウ平ハイカーさん.微笑んで軽く会釈しながら下山していく女性ハイカー.若いって、良いなあ.

 それから2組程の熟年下山グループと擦れ違い、4人の熟&老年グループが下りてきた.道を譲られそうになったけど、こっちは疲れているので先に降りて下さいな〜 と言う爺はよほど疲れ顔をしていたのか、その中の手提げ袋を持った身軽な老年(爺より上!)女性が声をかけてきた.頂上はすぐそこよッ、頑張ってッ あ!ハイッハイッ、ありがとうございます.

 カッパ○ゲの様な山頂には十数人のハイカーが休憩していた.爺も適当に場所を確保し、座って休憩.300度位は雲に覆われて遠望が利かない.それでも北西方向の雲の上に水平線の様なものが見えるけど、あれは海だろうか?


登山道から北東方向の稜線


真夏の太陽と違って厳しい熱さではな.でも、暑い


山頂 11:20


こんな草が周囲にぐるっと



水平線の様な物が見えるけど 北西方向




こっちも雲の海 北方向

 皆、どんどん下りて行き、4人位になった山頂で雲が晴れないか暫く待ってみたが状況は変わらなかった.およそ35分位いて諦め、下りる事にした.登る時撮り忘れた(又は撮り損ねた)花等を撮りながら、ゆっくり下山.

 高谷池では予定通り分岐から黒沢ヒュッテに向かって左折する.初めの内は岩ゴロがある歩きにくい道だがすぐに木道になり、稜線になると良く踏まれて歩き易くなる.

 道の両側にチシマザサの猛烈激×2の藪になっている所があり、こんな所にはまったらえらいこっちゃ・・木の俣とどっこいどっこいか・・等、感じつつよそ見しながら歩いていると、いきなり女性の声で 失礼しまーーすぅ と、脇を擦り抜けていく.驚いたの何の.後ろにも気を遣って歩いてる爺だけど、足音も聞こえなかった.で、早い.すいません気が付きませんでした.と、脇にどけられなかったのを謝辞したら、どういたしまして! と、パパッと行ってしまった.新潟の女性、爽やかで凄い〜〜

 この道、やけにウメバチソウが沢山咲いていた.


下山しましょう 12:05


高谷池 右から下りて来てこっちへ曲がる 13:20


岩ゴロの道も・・・


すぐに木道



振り返って 西方向




所々展望のある尾根歩き 北側




同上 北東側

 茶臼山は、一介の通過点で山名標識がないと、それと気が付かない.特に展望がある訳でもなし休む場所もない.茶臼山から10分とかからずに妙高山が展望出来る、開けた場所に着いた.左下には黒沢池ヒュッテが見える.火打山の下山中はガスがかかりみえなかった妙高山も、今はガスがとれ良く見えている.

 下り坂の両側に多く咲いているリンドウは、蕾が開いている.

 黒沢池ヒュッテに着いて、早速コーラを所望.あれ!先程追い越された女性が中にいて、ニコニコ笑いながら、受付ですか? と、聞いてきた.はれ!此処の人だったのか.
 外人さんスタッフから渡されたコーラは500mm缶.うっ、これ開けたら全部飲まねばならないな.若い時は飲めたんだけど今は(一度に)半分も飲めない.一口目は極めて美味いんだけど・・・ これを飲みたいが為に茶臼山過ぎてからは水を我慢してきたのに.昨年は確かペットボトルだった気がする

 二口くらいごくごく飲んで、 そうだッ 空いてるペットボトルに入れ替えてしまおう.それなら蓋が出来るから漏れる事はない.幸い回りには誰もいないから恥ずかしくない(^_^)V  鮭おにぎりを食べ、もう一口飲んで残りはペットボトルに.爺は何て頭がいいんだろう(あははは・・・)


押し戻されますよ


です



黒沢池、正面に妙高山、左ちょっと下に黒沢池ヒュッテ




位置を変えちょっとズーム



下りて・・・


ヒュッテ到着 誰も休憩していません
 黒沢池には最後の方まで木道が敷設されているから、歩き易い.ワタスゲや残りイワイチョウ、名前の判らない小さな花、イワショウブ. まだまだ楽しめた.こんな時間、誰もいないかと思ったけど口径のでかいレンズを付けたカメラをぶら下げた人と擦れ違う.ああいうレンズ欲しいけど高いよねえ.倅達にちょっと打診しておこうかな.持って歩けんのかッと笑われるのがオチだろうけど.

 黒沢を横断する所を丁寧に探して見たら(ほんとは道端で目立つ所) 、ハクサンフウロが残っていた.僅か2株.今年初めてで多分最後だな.でも、花爺としては嬉しい(へ!いつから花爺に?)

 今日はやたらとお腹がすく.富士見平で休憩しパンをぱくついてたら、黒沢池ヒュッテの女の人がシュシュッと上がってきて、挨拶しパパッと過ぎていった.ムムム 今日、2回追い越された.

 後は下るだけ.こんな時間(15:25)だから誰もいないでしょう、と、思ったら御夫婦らしき一組が下降中.(火打山の登りで擦れ違った人達) 奥さんが岩場の下降で苦労している.道を譲られ、12曲がりを少し下りたら手提げ袋を下げたおばあさん御一行.歩行速度がかなり遅い.16:00を過ぎているから、もしかしたら途中で暗くなるかも知れない.少し若い女の人は 疲れた〜と言って道の階段に座り込んでしまった.頑張れえ!

 12−3台くらいに減った駐車場に着いたのは17:15.奇しくも昨年、妙高山からの帰着時間とほぼ同じだった.



孤高のダケカンバ(笑)



残ってました


若干登りになるがシンドくはない


黒沢橋


お疲れ様でした
 笹ヶ峰への道路は夜間工事中で通行止めになるそうだ.情報をロクに集めないで出掛けてしまう爺は、朝5時丁度くらいに通過したから、まあ良かったけど、登山口を4時位に出発なんて事を計画していたら、最初っからつまづく事になってしまったかと思うと、、、もうちょっと調べておかんとなあ←←反省.

 ナビも大変便利なものでと頼り切っているのだけど、今回の様な事が起きると、あれ!此処は何処? に、なってしまう.本の道路地図も持ってた方がいいでしょううな.家にあるのは古いから買っておくことにしましょう.

 ここんとこ整備された山ばかり歩いている.一応、地図(地理院地形図コピー)を持っては行くけど殆ど見ない.GPSさえも出さない.分岐とか山頂とかでは一応歩く方向を確認しておく事が肝心だよなあ.
 花、下手デジ一画像もどうぞ   Photo Nikon P7800 二代目 
 

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写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
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