◇山登り◇ 長野県大町市、岐阜県高山市 南岳-中岳-大喰岳-槍ヶ岳 -樅沢岳 の3 みなみだけ:3032m なかだけ:3084m おおばみだけ:3101m やりがたけ:3180m もみさわだけ:2755m 2024,7,17-20 訪問 爺 (あまり参考になりません) |
1、新穂高登山口〜槍平小屋 2、槍平小屋〜南岳新道〜 南岳小屋 3、南岳小屋〜南岳〜中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳(本レポ) 4、西鎌尾根〜樅沢岳〜双六小屋〜新穂高登山口 (18日)南岳小屋の辺りは風が強かった.室内に入って受付を済ませ、部屋に荷物を置いて外に出散策の前に双六小屋に宿泊予定変更のお願いと、家族にも一日延びる事を連絡し、一応ホッとする.此処はアンテナが2本立つ.場所によっては3本.モバイルというのは基本的にどこでも、こうであってほしい. |
南岳小屋 後ろになだらか南岳 |
そこ、展望台 |
常念岳 |
大キレット |
散策はまず小屋の後ろに上がって、大キレットの展望台に行く.しかし、凄い光景ですなあ.写真でもよく見るけど、実際目の前の光景はどう言おうか形容して語る事も、爺には無理.登って辿るルートがあるのだという.一体何処を登るというのか.此処からでは見当もつかない.ま、行く事は無理だろうから特別調べもしない. 展望台から左に目を向けると、常念岳の姿が我が身を誇っている.先月、あそこに登ってこちらを観たんだっけなあ、、と、思うと感慨深い.今日はこのまま天気を持ち続ければ夕焼けなど期待できるんだろうか? 少し楽しみであるが、何だか風が、益々強くなって来ている感じがする. 一旦下って、対面の南岳へ行ってみましょう.大して時間はかからない.ザレ斜面の中の登山道を登って右に、先程展望台から見た常念岳が見事.風が強い南岳山頂には誰もいない.360度、中々素晴らしい風景です. |
南岳から少し進んで振り向き |
南岳へ向かいます |
シナノキンバイ |
常念岳、常念乗越(鞍部)に小屋が見えます その左、横通岳 更に左は東天井岳 |
タカネヤハズハハコ |
南岳山頂 |
南岳山頂から |
もう少しで赤くなるかなと期待したけど・・・ |
薄いガスが流れてきて、この後すぐに真っ白になった |
南岳小屋に戻り、夕焼けを期待してキレット展望台に向かうが、風が強く途中の風の弱い所で待機.しかし太陽が沈む前にガスが出てきて、あっと云う間に一面真っ白.少し待ってみたけど駄目で、諦めて小屋に引き返す.他にいたのは男女4名だけ.皆さん残念々々と口々におっしゃっていました. 食堂で、テーブルに同席した人は新道を登って来た爺と、精悍で(まるでお坊さんのようなナイススタイル)背の高い人(←同室)、ベテランさんのような女史二人組、いずれも新道を登って来た人達.そして、新穂高から槍とかぐるっと回ってきたという早足の50代(位か?)男性(←同室).の5人.他のテーブルと合わせて、12-3人位が宿泊客と思われる. 南岳新道を登ってきた女性の1人は、そこを通るのが3度目でいずれも登り.お坊さんスタイルの人は初めて.女性たちが槍平小屋を過ぎて登っている途中に二人の男性ハイカーが下ってきて、そのうちの一人が当た頭にけがをして出血をしていたという.バランスを崩し転倒して怪我したらしい.爺が残雪付近で擦れ違った二人の内の一人の様だ. 4人口々に、あそこ(新道)を下りに使うのは危険だよね、、うんうん、そうそう、と意見一致. そこに、「あのう、僕、明日そこを下るんですけど・・」 と、足早男性ハイカーさんがボソッと.みんなで大笑い.気を付けてね〜 それからもいろんな話題で盛り上がる.松本ってガソリン高いよね、と女史の一人.茨城からの人.爺の宇都宮より15円も高い.自動車道はもっと高いだろうから、下道で入れていかないとなあ.お坊さん風の人は明日大キレットに挑戦するのだそうだ.すでに穂高岳山荘は予約済みで、雨とか強風とかだったらどうしようか、、等と悩んでいるそうだ.とても悩んでいる様には見えなかったけど(笑) |
翌朝・・ガスです 出発4:50 |
南岳山頂 2回目〜 |
ミヤマ、、というよりエゾシオガマか? |
天狗原分岐 |
翌朝もガスは晴れず強風(爆風という程ではない)だ.小屋入口では何人か支度して出発していった.爺も支度していると、お坊さん風の人が来たので、キレットは行くのですか?と聞くと、挑戦してみますとキッパリ.上手く通過できるといいですね、気を付けて、と.槍ヶ岳は登るんですか?と聞かれ、天候が悪ければ簡単にパスしますよ.と、返事した. 外に出ると若干水分を含んだガスなので、雨具の上だけを着込んで出発.幸い、それ程濡れはしなかった.南岳山頂は360度真っ白.昨日、登っておいて良かった.風が強く長く居られる所でもなさそうだから、すぐに中岳に向かう. 大小の岩が積み上がった斜面を、マークを頼りに登って行く.行ってはいけない≠フ×印があったりし、濃いガスで見通しが利かないから、余計な歩きはせずに忠実にマークを追って行く.単独のハイカーさん何人かとご挨拶しながら擦れ違い、岩々の急登を終えると中岳山頂の山名柱ではないかと思われる木の柱が倒れたままになっている所に出た. |
岩は安定している |
ちょっとルート外れ |
イワベンケイ 固まりがあちこちに |
壊れた導標 2960m付近 |
相変わらず濃いガス |
ルートは忠実に |
多分、中岳山頂の山名柱 |
中岳山頂と思われる所から下り気味に歩いて行くと、男女二人組がやってきた.日本人ではないよう(東南アジア人?)で、ちょっと怪しい日本語で「こんにちは」 と、挨拶してきた.中々軽装で足元はスニーカーだった.そこから少しして今度は半袖、半パンツ、軽装の若い外人さんと擦れ違う.寒くないのかね・・・ 大喰岳への登りはそんなにきつくない.マークを頼りに岩の間を登って行く.途中、ガスが僅かにとれて笠ヶ岳方向が見えた.雲海の浮かぶ笠ヶ岳は何とも言えない.撮影休憩をしていると、あの女史二人組がやってきてご挨拶.足元の花を指差して「何?」 ああ、ハクサンイチゲですよ.「花はさっぱり判らないの」 と、笑う.まあ、あたしも簡単なのしか判らないんですよ と、返す.黄色くて葉が丸っぽいのはミヤマダイコンソウですよ. |
山頂から北へ数十メートルに |
導標 |
相変わらず岩々 |
トウウチソウの仲間? |
ミヤマクワガタ |
雲海と笠ヶ岳 |
中岳 |
1-2分の間ガスが晴れた 手前、東鎌尾根 |
常念岳、ガス取れるかな・・ |
ややガスっぽい遠景も見られないよりはマシ、、と、カメラを向ける.女史二人はあまり撮ってない様だが、これで晴れてくれれば、予報は良い方に外れた事になるけどね、等と話していた.まあ、すっかり晴れなくても雨になっていないから、(曇り雨予報だった)山のお天気予報は難しい. ヤリは登るの? と、聞かれ、ガスと風だからどうしようか迷ってます.特別登りたい訳ではないもんですから、年だし というと、風の強い日でも山頂付近を除けば、風を遮るように登って行くから、案外楽ですよ. そうですか、じゃあ登って行くかな. 女史達は結構登っているんでしょうね.詳しい. 一緒に大喰岳迄向かい、山頂に着いたら又ガスが晴れてきた.僅かに常念岳や大天井岳が見え、槍ヶ岳も一瞬の間だけど全身を現わした.D810をザックから出してる間に再びガスが濃くなり見えなくなってしまった.D810で撮る事が出来なくて、ちょっと残念.お二人さんがおやつを食べてる間に あtし歩くのが遅いから先に行ってますね と、山名板を撮って山頂を後にする. |
中岳 意外に風格あり |
30秒ほどスッキリ |
? |
大喰岳 山頂 石突が取れたステッキと一緒 |
女史お二人さん |
晴れないかなあ、、 |
ミヤマシオガマ |
大喰岳から、一旦大きく下ると下に飛騨乗越≠ェ見え、その向こうに槍ヶ岳が、ガスに浮かぶ.晴れてくれないかなと待っていると、スーーっと(ガスが)取れていき、本体が割とスッキリ見えたが、穂先を隠しているガスは取れず、やがて本体もガスに包まれてしまった.残念. 登り返して飛騨乗越.テント場の間を少し登って槍ヶ岳山荘に着いた.相変わらずガスと風の中.風を避けてベンチに座り、(南岳小屋の)お弁当を食べて力をつけます.食べ終わって、さてザックをデポしたいが回りに人はいなくて聞くことが出来ない.脇に棚があったから、此処で大丈夫かな、怒られないかな、雨が降ったら濡れるなあ、、優柔不断にモタモタしていると、あの女子二人組がやってきて、そこの屋内に置いて構わないわよ、、と教えてくれた.お礼を言って、すぐに登るんですか? と聞いたら、此処の食堂で何か食べてからにするらしい.え〜、さっき食べてたのに、と返す.ああ〜あれは、お腹の隅っこのおやつよ と、笑ってた.しかし、元気だね〜. さて、槍ヶ岳の穂先迄.途中肩分岐 千丈乗越≠フ導標を確認し岩場に取り付くと後ろから若者が二人登って来た.先に行ってくださいと道を譲ります. |
穂先は見えない |
タカネシオガマ |
キバナノコマノツメ |
槍ヶ岳山荘 と、ギリギリ本体 |
さて、登ります |
下降はあっちね |
ご、、ごひゃくえんが、、 |
クサリやハシゴを登って割とあっさり山頂に登り着く事が出来た.周り中ガスで何も見えないから高度感もなにもあったもんじゃない.山頂の祠を画像に収めて帰りましょ.おや、この祠にはなんと500円玉が二個も.百円玉は無数.十円、一円は少し.各地でいろんな山の山頂で祠にお金を収めてるのを見てるが、500円コインは初めてだ.何処が違うのでしょうね. 戻る途中(往路と復路は別ルート)にあの女子二人組と擦れ違う.どうやら時間が早く食べられなかったらしい.此処を下りてから食べるという.下山すのか聞かれたので爺は西鎌尾根を通り、双六小屋に泊まるというと、長いから大変ね.風強いから気をつけてね. いろんなアドバイスありがとうございます.お陰で無事登る事が出来ました、、と、お礼を言って別れた. |
相変わらずガスが濃い |
二段ハシゴ登ったら山頂〜♪ |
木製の祠 |
Photo Nikon D5600 |
当レポは
写真撮影だったり適当に歩いたりで、時間やルートは参考になりません.
仮に当レポを見て行かれる場合は予め情報を収集していただき、計画を
充分に立ててから実行して下さい.